2014年4月アーカイブ

aoi_mari.png蒼井真理

「得点が少ない、チャンスそのものが少ない、1トップが点を取れてない」のは、昨季後半から半年以上繰り越した課題

浦和戦の振り返りは、とりあえず置いといて。チームの現状について過剰に連投。

――リーグ戦は開幕3連勝の後、4節甲府戦から10節浦和戦まで勝利なく2分5敗。この間、1得点のみ。5試合連続で無得点。14位まで後退し、首位鹿島との勝点差は10に広がった

昨季は寸前でタイトルを逃したとは言えリーグ2位、天皇杯も獲得したチームがどうしてこうなった。何が問題でどう対処すべきなのか。今後の可能性、選択肢は。過去から現在の流れも踏まえ、少し俯瞰した目線で考えてみたいと思う

【勝てない、とにかく点が取れない】10節で7得点。開幕3連勝も、1節大宮戦は伊藤翔のダメ押しスーパゴールあり、清水戦は1-0。徳島戦は、10節までに28失点の攻め手を持たない相手に、FKからの先制で勢い付いての3得点。やっぱマルキがいないから? 問題の本質はそこかしら

まず今季10節までを振り返ると、チャンスや決定機の数そのものが少ない。無論、新たに1トップを務める伊藤翔や藤田が上手く攻めに絡めてない事も小さくない原因ではあるが、それはチーム全体で解決して行くべき問題。得点の少なさをFWだけ(マルキ不在)の責とすべきではないと私は考える

[参考資料] football-lab マリノスの攻撃回数(ボールを保持してから相手に渡る、ファウル等で試合が止まるまで)は1位。シュート数は9位。チャンス構築率は14位。シュート成功率は15位

そもそも論として昨季の後半も、23節浦和戦以降のリーグ戦11試合で複数得点がゼロ。1-0が4回、1-1が1回、0-0が2回の4勝3分4敗。チャンスを作れない、点が取れない割に勝点を「拾って」優勝争いを続けたが、最後に力尽きた

■2013年24節〜34節

0-1大宮
1-1C大
1-0清水
0-0仙台
0-0甲府
1-0広島
1-0大分
1-2名鯱
1-0磐田
0-2新潟
0-2川崎

昨季の24節〜34節でマルキーニョスの得点はゼロ。シーズン終盤は勝ち切れない、点を取れない原因としての「マルキ不調論」も囁かれたが、磐田戦の直前これに反論する連投をした

要約すれば、昨季のマリノスは「夏を境に少しずつリスクを嫌い、前で奪ったり攻撃に人数を掛ける(≒マルキをサポートする)取り組みが小さくなっている」「互いに決定機の少ないロースコア決着となりやすいのは自然の流れ」で、マルキは限られたチャンスを決めるか否かで「神にも戦犯にもなる」と

「昨季は最初から最後まで優勝を争った」「昨季はリーグ16得点のマルキがいて、今季は彼の代わりとなるFWのビッグネームがいない」事から見過ごされがちだが、「得点が少ない、チャンスそのものが少ない、1トップが点を取れてない」のは、昨季後半から半年以上繰り越した課題なのだ


まずはチームの現状を正しく受け入れて共有する事

まず、得点とチャンスそのものの少なさを解消するために何をすべきか。極めて個人的な意見を言えば、「本来目指したチームコンセプトに立ち戻り、妥協や言い訳を可能な限り排除してリスクにチャレンジする。攻守に能動的な取り組みを徹底する」べきだと考える

とにかく今のチームは中途半端だ。勝てない点が取れないから、思考が受け身になる。「奪うためでなく守るための守備」になり「相手を崩しシュートを打つためでなくロストしないためのボール回し」になる。後ろが重く、ボールを奪っても追い越す動きが少ない。攻めに人数をかけない

いっそ完全に開き直ってシンプルな「4-4-2ブロックで堅守速攻やります」なら、伊藤翔や藤田はもっと得点を奪えるかもしれない。自陣で奪って繋いで相手に帰陣する時間を与え、周りが追い越したりサポートする動きも少なく「さあ点を取って」じゃ、どんなFWも無理ゲー。マルキでも無理だった

・1トップで収まるターゲットタイプのFWが不在
 ・自陣からビルドする、崩しの局面でも連携も未成熟

  ↑この現状を受け入れ、それでも能動的にと思ったら、それこそ「今の順天堂大のサッカー」に近い事やるしかないんじゃないかしら

「今の順天堂大のサッカー」についての私的考察は4/27日曜日の連投後半部を参照のこと

・ビビらず最終ラインを押し上げコンパクトに保つ 
・前から惜しみなくコース限定、プレスをかける 
・ピリピリ集中維持して球際で身体張り、セカンド奪取 
・相手陣内でボールを奪う。2次攻撃、3次攻撃をしかける 
・相手の守備が整う前に攻め切る。シュートで終わる
・ボールを奪ったらボールホルダを追い越せ 
・エリアに(時間差つけて)複数人飛び込め 
・理想は「高い位置で奪い切る」守備 
・それが出来なくても、最悪ゴチャつかせセカンド勝負 
・自陣で繋ぎロストするくらいなら、蹴ってセカンド勝負

なんかゴチャつかせてセカンド勝負とか「鳥栖のスタイルにゾーン上げてハイプレス加えただけ」っぽいけど、気にするな!

…繋ぎ、ビルドのとこの意識付けは難しい。「自陣でロストするくらいなら蹴れ」って言っちゃうとスタイル構築において、後戻りできなくなる場合もあるからなあ。非可逆性。オプション添付が難しく再構築になる問題性を孕む

「繋げるとこは繋いでいこう」じゃ木村和司だし。本当に難しい。そこそこ繋げるメンツだとも思う。「そこそこ」だけど。相手次第、ゲームプランで変えるのが現実的か。甲府とか昨日の浦和とか、前からこないで引く相手に蹴っても仕方ないし

守備に関しては「高い位置で奪い切る」のが理想。攻撃のための守備。でもね、樋口監督3年目だけど「ハイプレス&ショートカウンタ」は一度も型として成立してない。個の判断で奪ってる局面はあるけど、組織でできてるのは「セカンド回収からの2次攻撃」まで

もう少し「奪い所を設定し、組織的にハメて絡め取る」(できれば相手陣内で)取り組みに注力してもいいかな。小坂コーチに相手のボールの動かし方を降ろしてもらい、小林ヘッドが奪い方を構築して叩き込む。その一歩手前の準備段階の意識付けは出来てると思うから

一度まとめます。まずはチームの現状を正しく受け入れて共有する事。今の自分たちに、何が出来てできないか。そして目指す目標と方向性を、今一度確認する。その上で、そこに到達するため何をすべきか設定・共有し、言い訳なく実行する

aoi_mari.png蒼井真理

「ターンオーバできるところはしないといけない」樋口監督、有言実行。SBは奈良輪とドゥトラ。富澤が出場停止のボランチに小椋と三門雄大。2列目に俊輔、藤本淳吾、兵藤。1トップは藤田。パンゾー、中町、学、伊藤翔はベンチスタート。かなり思い切った

学をベンチに置いたのは「チームの得点力不足→先制点は与えたくない→前半は我慢→後半勝負」の思惑もあるか。…私的には「先制点」に拘るのは自縄自縛、本来目指すべきを見失うリスクが大きいと思うが。上手くいけば明確なゲームプランになる。ただ先制された時、消沈し反発できなくなる危険も

とにかくリーグ序盤の「ベスト布陣」になかった奈良輪、ドゥトラ、三門雄大、小椋、兵藤、藤田らの奮戦を期待したい。彼らが存在感を発揮し勝利すれば、チームの雰囲気はプラスに一変する可能性もある。何よりチーム内の競争意識が高まり、個々の不満や不安をどうこう言う空気でなくなるからだ

大きな賭けではあるが、ここで起用しなければ三門雄大など何故獲得したか分からなくなる。過去の実績ではない。今日この試合で、チームの勝利に貢献できる選手たちがベストメンバだ。存在意義を、自分の力を示して欲しい。皆、モチベーションは高いだろう

ここまでリーグ戦の先発起用に恵まれなかった選手たちへの期待と別に、この試合でスタートから注目したいのは藤本淳吾と俊輔の位置関係、役割。ガス戦の後、監督会見やレビュー記事でも誰も突っ込んでないのが謎だが、あの試合はほぼ一貫して藤本淳吾が中央、俊輔はサイドでプレイした

ガス戦、トップ下の藤本淳吾は、前半は1トップの藤田との距離を詰め、後半も相手守備ブロック内で受ける&ブロック内に入れるトライを繰り返した。それは俊輔が不得手とするプレイで、今季の俊輔トップ下よりもチームにリズムとアクセントを生み出し効果的で、攻撃をリードしていた

俊輔は前半から、基本は学とサイドを時折入れ替えつつプレイ。相手のマークを引き連れ淳吾や学にスペースを提供したり、引いてビルドの起点になったり、時折アクセントのパスを出したり。それらは効果的で中央の藤本淳吾との関係性も悪くなかったが、やはり窮屈で、何より楽しそうではなかった

あのガス戦の藤本淳吾と俊輔の位置関係、役割は樋口監督の指示だったのか? それとも俊輔からの、藤本淳吾の良さを引き出すための提案だったのか(藤本淳吾から俊輔への提案は、有り得ないと考える) あの関係性に、私は大きな可能性を感じたのだが、今日の浦和戦で再現されるだろうか?

俊輔は「新たな王」藤本淳吾を引き立てるための黒子となる事を良しとするだろうか? 少なくともこれまでの俊輔は、常にチームの中心として…とりわけ「中央、トップ下」でのプレイに執着に等しい拘りを見せてきた。最近の試合、練習場でも強い葛藤やストレスを抱えているのは見てとれるが、さて

もう1つの注目ポイントは、1トップでスタートするこの試合、どれだけ藤田が攻めの型に絡めるか。ガス戦は、藤本淳吾がかなり意識的に近寄ったが上手く絡めていない。ポストプレイが機能したのは2トップにした後半から。練習での修正があった訳ではないが、少しでも改善が見られるか?

今は何よりも結果が欲しい。勝って、勝点とリーグタイトルへの可能性を積み重ねる中で、着実に内容的な上積みを試みて行きたい。だがこの浦和戦は、選手個々にも内容的にも注目すべきポイントは多々ある。非常に楽しみだ

あとミシャ系(浦和、広島)へのゲームプランの完成形は「ボランチは相手ボランチを食い、2シャドウはライン押し上げCBとSBで受け渡し」という非常にリスクと難度の高いものだが、パンゾーを欠いた布陣で実行するか? 一個前のミシャ系対策「ボランチがゾーンで2シャドウを見る」が現実的か

【おさらい:ミシャ系対策の進化】
「ボランチ2人が2シャドウをマンマーク」→「ボランチ2人がゾーンで受け渡し2シャドウをケア」→「ボランチ2人は相手ボランチに食い付き、2シャドウはCBとSBで受け渡し。SBはWBもケアしなければならず、瞬時にどっちに付くか判断が求められる」

浦和については、最近一番脅威だったのは「結構な頻度でフリーになってるシャドウの柏木陽介」だった(でもそこにパスが出ないパターン)ので、彼が今季ボランチをやってるのは歓迎する。興梠慎三のスマルカメント(マークを剥がす、消える)が一番の脅威か。勇蔵と中澤のコンビが弱いとこ

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前半終了、横浜0-0浦和。シュート1:4(枠内1:2)決定機0:1。シュートはエリア外から藤田の1本のみ。守備は「ミシャ系対策最終形」全員で集中高く、能動的な守備。アグレッシブだが堅牢。攻撃は意識的にウラへのボール、縦パス意識も高めているが、まだ上手くない。だが基本プラン通り

藤本淳吾は遅攻時は、藤田に近寄ったりウラを狙ったり。俊輔は少し落ちて配球役。斜めの縦関係になる展開が多め。ただし「どっちがトップ下か」という議論に意味はない。特性を生かした位置関係、役割分担となっている

藤田はあまり上手く絡めてないが、この展開ならばある程度仕方なし。小椋は攻守に効いている。引くだけの浦和の守備に、効果的な起点のパスも。三門雄大はセカンド回収に特徴。奈良輪は、クロス精度を…!

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試合終了、横浜0-1浦和。8年振り埼スタで敗戦。勝てない、点が取れない。小椋や三門雄大は存在感を見せ、チーム全員で集中力高く戦った。「こういう試合で結果がついてくれば…」という試合で、ことごとく勝てない

後半はシュート5:3(枠内1:1)決定機0:2。90分トータルシュート6:7(枠内2:3)決定機0:3。ボール保持は浦和。うん、まあ妥当な結果か。マリノスは守備の集中力、能動性は高く、攻撃の形も1トップの絡め方に僅かながら進捗も見られたのだが。枠内シュート2、決定機ゼロでは

三門雄大は素晴らしかった。セカンド回収する予測と集中力、長い距離を思い切りよく詰めるインターセプトからチャンス演出。シュート性のクロス。バランス維持しつつ、果敢なトライ。しかしCKから、マークを担当していた李忠成に決勝ヘッドを許す
itaruru.pngいた

さっきから川崎-ガンバを見てるのだけど、細かい繋ぎで中央に寄せて大外走りこんだ所に憲剛が柔らかいループパスを通し、ヘッドで折り返す、って形が2度ほど。
嘉人が決めきれずゴールとはならなかったけど最後がちゃんとスコアラーに繋がってる。これ、横浜でも出来ると思うよ。

下平がボックス内に入り込んでファーで折り返す。
昨日も勇蔵のFKからだったけど、相手のサイドバックとの競り合いだと結構な確率で勝てる。面白いパターンだと思うし、あとは落とす場所と中のタイミングというイメージの共有ができれば「ある」と思う。
パン様も強いし面白いんじゃないかな。

まー、ピンポイントの精度であったり、相手の混乱を引き起こすようなボールスピード、コース、タイミングみたいな質のボールが入ればクロスでも点をとれる可能性はあるけれど、そういうクロスを上げられなかったし、精度やアイデアを付与出来るような余裕をクロスを上げる選手に与えて上げれなかった。

ドリブルが得意とか得意じゃないとかではなく、前を向く、仕掛けるってことは相手にとって嫌なこと。
特に1/3、シュートがあるよ、ってのを見せることは凄く大事。ボディフェイクや切り返し、抜かれたら大ピンチな訳だから、相手は絶対嫌なはず。相手が怖がることを意識的にやるのは大事かも。
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東京戦。
広州との決戦を落とし、リスタートとなる一戦。しかし、頭も、身体も動かず、エンジン掛からない間に喫した失点が重くのしかかる形で敗戦。

失点シーンに選手の状態が現れていたのかも。
ボールに足がつかずにもたついた中町、千真のプレッシャーこそかわすもその先にいた富澤と交錯してロスト、手を広げ不満を示す俊様…ショートカウンターに繋がり、平山のミドル、こぼれを巧みなランニングで勇蔵の視界から消えた東に押し込まれた。

中町のコンディションが良ければ単発のプレッシャーをダブルタッチでかわすプレーをミスをすることもなかっただろうし、頭が動いていれば富澤はスイッチするように外にいた俊様に捌くなど、中町とイメージを共有していたはず。失った瞬間、去年の俊様なら切り替えてミスをカバーしに走ったはず。

ミスは起こるもの、サッカーはミスのスポーツ。
ただ、ミスが続いてしまうこと、ミスをカバーしきれず、あろうことか失点につながってしまうこと、それが苦しい。それだけ「踏ん張り」がきかない状態になっている。

特に「頭が動いていない」ことによるミスというのは結構深刻。マークの受け渡し、パスコースを作る動き、攻守の切り替え、イメージの共有…これが遅かったり、イメージしてなかったり、迷ったり…、小さなことだけどプレーのクオリティを著しく落としている。平山のオフサイドゴールもその類。

過密日程の中で結果が出ず、重い雰囲気を払拭できないまま疲労感だけが身体を蝕み、リフレッシュするタイミングもなかなかない、となると、頭の動きも低下する。ストレスフルな状況。

モチベーション高くコンディションのいい選手を使う、とか、チームとしてシンプルなタスクを携えてベクトルを揃えて判断スピードを上げる、とか、方法論は様々。ただ、その時間もない。
樋口さんも頭が痛いところだろうけど、ここでバラバラにならず、道をはっきり示すのが大事だと個人的には思う。
aoi_mari.png蒼井真理

さてガス戦スタメン。藤本淳吾、右足を傷めた富澤が先発。1トップは藤田。遅攻は半分、藤本淳吾次第か。あと藤田にチームとして「何をどこまで」期待するか。その辺を上手く整理できれば、カチッとハマれば…。連携はロジックだけじゃ構築できない。直感的なフィーリングや共感も大事

ガスは平山相太と渡邉千真の2トップか。河野広貴はベンチにもいないじゃないか楽しみにしてたのに。三田啓貴がトップ下なの? 東慶覚なの? カウンタなの? 試合の入りで確認しよう

兵藤がベンチにも入らないなんて。「本来のパフォーマンスでなく、良さを出せていない」という樋口監督の判断。特に兵藤のような「黒子タイプ」はチーム状態が本人のパフォーマンスにも大きく影響してしまうのは確かだが…。逆に今、本来のパフォーマンス、良さを出せてる選手っているの?

右足首の傷みをこらえて出場のカンペー兄貴は、髪型がモヒカンに近い気合い入ったのになってます。ここ数試合は、意欲的なトライは一時置いて、昨季までの「後方に余り、バランス維持とリスク管理に注力」スタイルに寄ってます。今はその方がチームとしては助かる

ゴール裏からピッチへのメッセージ段幕。『俺達は1度の敗退で夢を諦めるのか? まずは目の前の勝負に拘りリーグ制覇だ! 共に強さを手に入れもう一度アジアの舞台へ』

「昨季チームとして積み上げてきた、゙信頼から生まれる距離感゙を取り戻し、マリノスのスタイルを示したい」カンペー兄貴の言や良し! やはり樋口マリノスの生命線は、距離感とセカンド回収。それを維持するための、信頼と調和そして勇気を!

--- 試合開始 ---

…藤本淳吾が2列目中央で、俊輔がサイド。更に藤本淳吾と中町は0.5ポジションが高い。マイボール時は藤本淳吾はシャドウや2トップに近いケースも。面白い取り組み。兄貴の脇を使われてカウンタ浴びまくりだけどな

藤本淳吾が期待以上に素晴らしい。60点のチームを70点に引き上げられる希有な潤滑油。しかし攻守にハイペース、後半15分には止まるだろうな

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前半終了、横浜0-1ガス。シュート4:7(枠内0:2)決定機0:4。面白い。やるべき事が明確で勢いがあるのはガスで劣勢なのは間違いないが、マリノスは課題の攻撃面で新たな方向性を打ち出しチャレンジしており、興味深い。僅かだが、チャンスの形にもなっている

俊輔をサイドに出し、藤本淳吾を中央に。かなり思い切った。藤本淳吾はFWから3列目までフラフラ動いてオン、オフザボール両局面で攻撃のハブ役、潤滑油、接着剤に。実際、かなり機能している。今季の俊輔のトップ下よりも。面白い

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試合終了、横浜0-1ガス。実に楽しい、新たな可能性(特に、新たな攻めの型)にワクワクできる試合だった。…多分そう思わない人がほとんどだろうけどw 樋口監督や選手が、敗戦のショック以上に確かな手応えを感じてくれてるといいな。自分たちで、この可能性を潰してはいけない

もしかしたら今日は、マリノスの新たな王が戴冠した試合だったかもしれない。藤本淳吾、素晴らしい! スタメン復帰試合でここまで関与し続けるとは…。ほとんどのチャンスに絡む。しかも「2う3つ前のパス」も「ラストパス」も「フィニッシュ」も、どこでも絡める! こんな選手だと知らなかった
itaruru.pngいた

--- 現地、試合後 ---

勝てなくて、いい知らせ届けられなくてごめんなさい。この悔しい気持ちは忘れない。またみんなで頑張ろう。それしかないから。

悔しくて泣けてくる……90分間の中で力の差、クオリティの差、ホームの力……様々なものに気圧され、圧倒され、リスクできないところから、勇気を出し、エネルギーを振り絞って最後まで戦ってくれたからこそ……「勝たせてやりたかった」

おこがましくてこんな言葉使いたくないけど、これが本音。

--- 帰国時 ---

人種的常識の差異、理不尽さ……日本の中での常識が覆されることの多い遠征でした。
それはフットボールも同じこと、アジアで、より高いレベルで勝つための力、Jリーグスタンダードだけではない力が必要で、そこに日本の常識なんて言ってられないのかも。
もっと、もっと、強くならなきゃ、ね。

国際的競争力、とでも言えばイーのかな。資金力と=となる強烈な個、厳しいスケジュールからくる疲労にもぶれないチームとしての根幹の強さ、状況順応力、ひっくるめて、他の3クラブには及ばなかったことは素直に受け止めたい。
9年前の理不尽な敗退とは違う、純粋なフットボールの力の差。

そんな力の差はそんな簡単に埋まるものでもないけど、モチベーションや勇気、決断力…今ある隔たりを少しでも埋めるためのメンタル的活力の一助となれるように、精一杯やる。それが僕ができること。
そんな後押しがあったら、流れを食い止め、流れを引き寄せ、リスクチャレンジできたかも、だから。

蛮勇にも似たリスクテイク、乱暴と紙一重のコンタクト、趣欠いた一点豪華主義なチーム構成……国民性とも言えるし、今回改めて大嫌いになったけど、勝つために必要なヒントでもあるのかな。
あんな風になりたくないけど、負けたくない。負けんのはもう十分だ。結果の伴わないプライドなんてクソだ。

そんな簡単に切り替えられないし、答えが見いだせているのかどうかもよくわからないけど、やることはシンプル。
もう一度この舞台に戻らなきゃ、借りは返せないから。

aoi_mari.png蒼井真理

スタメンは左SBにドゥトラ。富澤と中町のボランチに、1トップは伊藤翔。ベンチに藤本淳吾と藤田。現状考え得るベスト布陣か。藤本淳吾がどれだけの時間起用に耐えうるか、走れるか

ホームでの広州戦は、個の力を押し出す広州の選手間の距離があり「個の局面」が際立った。個人的には、中澤や勇蔵が悪いという訳でなく単純にファビオは起用して欲しかったが…。あとは、他のチームに比べ特別な注意を払わない学を、どれだけ活用できるか? さすがに今日はケアしてくるかな

あとは、ドゥトラがどれだけ相手陣内でプレイできるか。最終ラインを押し上げコンパクトに保てるか。ラインが下がり、ドゥトラと中澤の距離感が遠くなるとギャップは狙われる

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前半終了、横浜0-2広州。シュート2:5(枠内1:4)決定機0:3。チーム全体のマインドが「受けて」しまっている。勇気を持ったトライがない。そうなると条件的にも局面個の総和でも広州が有利なのは必然。ハーフタイムで腹を括って欲しい

今日の広州は横浜での対戦時より自陣撤退が早い。しかしズルズル下がるだけだし、距離感悪くブロックには穴もある。勇気を持って間あいだに入れる、受ける事。相変わらず自陣ビルドからパスが繋がってないが、ここも「おっかなビックリ」ビビりながらやってるからでしょ? ミスを怖がるな

…今のチームで自陣から、下で繋ぐのは難しいかな。2トップにして長めのボールも含め縦パス増やして、一生懸命こぼれ球拾ったり、そっから素早い攻→守の切り替えで圧力かけてショートカウンタ現実的か。どちらにせよ、押し上げは必須。とにかくビビらず腹括る事

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試合終了、横浜0-2広州。後半はシュート6:7(枠内4:0)CK4:1。決定機は1:4。マリノスの決定機は学のゴールだけ。ユルい広州のブロックに縦パスは入ったが崩し切れず、学のスーパーゴールのみ。課題は中断期間まで持ち越しとなるか。学の使い方を再考する必要がある

1トップにマルキーニョスほどのキープ力や得点力を期待出来ない今季、学の打開力を「ワイドに開いて受けてカットインからの」でしか活用できていないのは大きな問題であるように思う。もっと中央、バイタルで受けさせる型と工夫があって然るべき

とりあえず中断期間までは我慢しつつ「勝点を拾う」事。チーム全体で「昨季と同じは無理」である事を受け入れて、地道に新たな崩しの型を構築する事。キープレイヤは藤本淳吾か。彼が怪我で満足にプレイできてないのが、とにかく痛い。後は前述の、学の使い方
蒼井真理
aoi_mari

スタメンにゼロックス杯以来となるドゥトラと、カンペー兄貴。ベンチには優平が外れて矢島卓郎と藤田、FW2枚。今日の試合は「ドゥトラの出来次第」かもしれない。長い目で見れば再度依存してしまうのは、いけない事かもしれないが

昨季マリノスの遅効における唯一に等しい型、武器であった「左サイドのペナ角崩し」を、今季はほぼ封印し、新たな取り組みを行っている(そして公式戦ではほとんど体現できてない)

「左サイドのペナ角崩し」はチームで唯一「個の局面打開」ができる学のドリブルを最大限活用するためのもの。学に「1人抜けばシュート」できるシチュエーションをお膳立てするのが最大の目的。学をデコイに、周囲の選手がフリーになるのは次善の策

「左サイドのペナ角崩し」は学とドゥトラが主役。まず相手陣内深くでタメを作り、学と近い位置で即興のパス交換ができるドゥトラありき。ボックス内でDFを引きつける1トップ、やや後方でサポートする俊輔や中町、対角に入りこむ兵藤たちは、あくまでサポート役にすぎない

ボックス内で強烈にDFを引きつけるマルキーニョス、そしてドゥトラをコンディション不良で欠き(脱ドゥトラ依存の思いもあったろう)更に言えば、学も早ければ夏に不在となる可能性がある中で、チームは始動から「ペナ角崩し」に変わる攻撃の構築を試み、そしてここまで上手くいってない

新たな型が機能せず、勢い単調な攻め…多くは「学の突破頼み」に陥り、仙台戦を学が自ら反省した通り「3人のDFに突っ込む」ような無謀な仕掛けも今季は少なくない。周りが「1人抜けばシュートまで」お膳立てしてあげれば、学の打開力は当然もっと生きる。単純な確率論、難度の問題

なのでどうしても、今日はドゥトラの復帰によって「左サイドのペナ角崩し」→学の打開力復活に期待してしまう。学も、俊輔も、樋口監督も、皆が「これ以上、依存し続けてはいけない」と思いつつも、きっと不惑の鉄人に大きな期待を寄せているはず

ただなあ、ドゥトラも試合に出続ける中でコンディションやパフォーマンス、闘う気持ちを上げて行くタイプだと思う。久し振りの公式戦、さてどこまで戦えるか。周囲の期待に応える事ができるだろうか?

内容よりも理想よりも、勝つ事でしか前に進めない試合もあるとしたら、今日はそんな試合だ

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前半終了、横浜0-1全北。シュート3:5(枠内1:3)決定機0:2。CK1:2、FK4:0。ペナ角崩し、それ以前にボールを持てない運べない。19分頃から全北の圧力が下がり、少し持てるようになったが、相変わらず簡単な繋ぎのミスが多すぎる。とにかくチーム全体に余裕がない

ドゥトラもなかなか互いに位置で絡めない。タメを作れないし、焦って仕掛けるから上がる時間が稼げない。ドゥトラを起用したのなら、ドゥトラが上がるのを待って、使え。ガチャガチャした展開をお望みなら、奈良輪で良かったのだから

36分に一度だけ、ドゥトラも含む複数人が連動した左ペナ角崩しが見られたのだけど(最後は中央、俊輔のシュート。前半唯一、流れの中からの枠内)もっともっと、この形を出したい。ドゥトラはもう少しベースの位置取り高くしても良い。もとよりクロスはバンバン上げられてる

勝つしかない試合、ホームでも単純な勢いでも全北を上まれていないのはいただけない。戦術とか連携とか意志疎通とか、それよりもっと大事な根源的なモノがあるでしょ? 皆がそれを惜しみなく出せば、自然と一体感もついてくると思うんだけど

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試合終了、横浜2-1全北。

勝てば良かろうなのだー!
ほいっさー!!

ドゥトラのスローインから、学のやけっぱちミドル。ファーポスト右角を叩きイン。それがスイッチ。勢いで子供5人、もとい2点目。なんかそれだけしかなかった気もするが、今日は「内容よりも理想よりも、ただ勝利のみが必要」な試合だったから、これで全然構わない。2点目瞬間のカタルシスは異常
蒼井真理
aoi_mari
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前半終了、横浜0-0仙台。シュート5:6(枠内2:1)決定機2:3。CK2:2、FK1:1。仙台はブロック守備とシンプルな攻めと割り切り。マリノスは今日も遅攻、ビルドにミスが大杉リズム生まれず。互いに攻守の連動性低く、プレイに意図や連続性が希薄。ゲームの質は低め

マリノスはかなり「自陣撤退、ブロック形成」が早く慎重。その中で小椋が良さを出している。2011年序盤を見ても分かる通り、小椋の狩猟スキルは実は「チームとして前掛かりなプレス」より「待ち受けるブロック形成」の中で、より生きる。担当ゾーンでの個の駆け引き

小椋と中町のボランチは、このスタイルならば全然悪くない。今季の中町はバランサとして富澤より「調和を生み出す人」であるし。中町は、ラストパスに精度があれば尚よいが…。今のチームで、最も冷静に全体局面が見えているのは中町公祐だ

俊輔がここまで露骨に「不調」なのは久し振りかもしれない。時折良いプレイもあるのだけれど、パスも判断もらしくないミスが多すぎる。連戦の1つ目がこれて大丈夫か。なかなかチームが上手く回らないストレスに起因するものなのか…?

0-0か、1-0、0-1が濃厚な試合。ゴールが生まれるとすればセットプレイかカウンタ、単純なミス絡み。我慢の試合になるかな

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試合終了、横浜0-2仙台。トータル決定機は5:5。1-0で勝っていてもおかしくないゲームではある。選手個々には良い部分もかなり見られた。が、それがチームに還元されない、噛み合わない。当分は我慢の時期。だが少し、勝点を落とし過ぎている。悪いなりに拾っていかなければ

0-0で迎えた後半は、シュート7:6(枠内4:4)決定機3:2。CK7:2、FK1:1。仙台のセットプレイは3つ、その中から生まれた2つの決定機がいずれも天敵・赤嶺真吾のゴールに。これも相性、これもサッカーか。必要以上に悲観はしない。さあ、次つぎ
蒼井真理
aoi_mari

今季リーグにおけるレギュラ構成に近いスタメン。鹿島戦から勇蔵、下平匠、富澤が外れてファビオ、奈良輪、小椋。ちょっと悩みやストレスレベルが上がってる俊輔には、小椋より三門雄大とか気の利くタイプが良いのでは… と思うのだが、さてさて

今日の注目ポイントは、チームが有機的に意識共有して動けているか。スコアや展開が変化しても。変化したタイミングでこそ。GL突破だけでなく、シーズン全体の流れを考えても「勝利という結果」が欲しい。勝って前向きに反省、修正したい。これ以上の公式戦連敗は、チームのマインド的にキツい

個人で注目は俊輔。また悩み、1人で背負い始める傾向がコメントの端々に。気持ちよくプレイできているか? 合間のジェスチャは? 身振り手振りで周囲に指示しているか、それとも淡々とプレイするか? 「小椋の良さを引き出す」「小椋のチャレンジを認める」余裕が、今の俊輔にあるだろうか

EXPのコメント見ても、俊輔と樋口監督、中町それぞれに微妙な温度差やリーグ2戦の結果の捉え方、目指す方向性の差異がある。決して「相反する」ものではないけどね。勝利という結果や手応えがついてくれば、すり合わせはできる。そうならなかった場合は、少し危険な匂い。そんなチーム状況

例えば「俊輔が少し引いて後方からゲームをコントロールする」事も、必ずしも樋口監督が今考える方向性、修正ポイントと交わらない訳ではない。展開、局面次第であり、それは「手法」に過ぎない。中町の指摘通り。前に行くのも、下がるのも。問題は「どちらがその瞬間チームの求めるプレイか」

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あれがPKになるのかw これもACL

前半終了、横浜2-1メルボルン。シュート6:2(枠内3:1)決定機3:1(PK)CK4:2、FK2:0。良い「割り切り」を見せた45分。それぞれ思うところはある中で、チームとして同じ方向を向いてプレイできている。蹴るとこは蹴る、納得いかないPK、これについても良い「割り切り」

立ち上がりから積極的なプレス。連動性は低くバタバタした落ち着きのない守備ではあるが、まずはチーム全体で「やると決めた事をやる」のが大事。連携、連動性は後から付いてくる。逆転後は俊輔がボランチの位置に落ち中町と並び、小椋を狩りに行かせるなどの微調整も

攻撃でもボールは6割以上支配するも、相手陣内でのボール回し、特に今季取り組む複数が絡む少ないタッチのビルド&崩しはバタバタ。むしろチャンスは割り切ったフィードから。枠内3本が全て決定機、2ゴールは相手のミス絡み。でもまず結果!

相手CBの背後を狙うフィード中澤、中町)は小坂コーチのスカウティングか? CB22はヘディング下手だし。同点ゴールはCB処理ミス、逆転ゴールはGKポロリ。パンゾーはもっとクロス精度を

俊輔は案の定、背負っちゃって無理なキープや引きつけようとしてのロストもあるけど、致命傷には至らず。もちろん効果的なキープや配球も。小椋は大過なくフィード、サイドチェンジ、鋭い縦パスに成長と良さを発揮

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試合終了、横浜3-2メルボルン。最後までバタバタしたけど「勝って反省」できるのが一番いい事。攻守の連動性はともかく、チーム全体で方向性は共有できていたと思う。2失点だけど流れの中からは2本しかシュート許してないし。トータル決定機は7:3

マンオブザマッチは… 小坂コーチ? 「メルボルンのDFラインが背後へのボールに弱く、処理ミスが多い」という情報は多分あったはず。らしくない割り切ったフィードの多用は同点ゴールと、ゲーム支配に多分に貢献。伊藤翔もよく走り、競ってくれた






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