2013年10月アーカイブ

昨日の試合のこと。
リーグ終盤での首位攻防戦、痺れるシチュエーションで試合ができることの幸せを噛み締めてました。その上で耐えるべきところを耐え、獲るべきところで獲って、勝ち点3を取れたこと、この上ない幸せです。

静的な守備陣形を敷く広島に対して、ボールを動かしつつ隙を伺う横浜。横浜のボール奪いカウンターを狙う広島とそれを頭に入れつつネガティブトランジッションを早めつつリスクをマネージメントする横浜。後方で繋ぎつつハイサイドに起点を作ろうとする広島、前から追い奪おうとする横浜。

3つのシチュエーション、ゲームの趨勢を大きく変えるような差は生まれていなかった。どちらも散発的にチャンスは作るも両守備陣の集中力は非常に高く、榎本・西川の両守護神もビッグセーブでゴールを割らせない。スコアとしても展開としても拮抗したのは必然だったのかも。

横浜としては、「特殊」と評した広島に対しての対応方法に自信を持っていたけど、この日に関しては相手の手を封じるまでには至らなかったのかな、というのが素直な感想。


俊輔は連戦の疲労、3日前の栃木戦でパスやトラップがズレ気味だった事を心配したが、この大一番でも期待に違わぬ存在感を発揮。65分の被カウンタに対し長駆のカバーには、バクスタ2Fからも大きな拍手があがった。映像見直すとカバーの後、広島のミスパスにガッツポーズ。攻守にチームを牽引した

17分の中澤へのCK、終了間際のFKとセットプレイの精度は回復傾向を示した。セットプレイの精度はその日限りのフィーリングもあり必ずしも次につながるものでないかもしれないが、技術的に「明らかな不調」ではない(あるいは復調傾向にある)事を確認できたのは残り5試合に向け明るい材料だ

「優平は厳しく言うと、シーズンの最初からチャンスはあった。その時から今日くらいのプレーができていたら今頃はレギュラだったかもしれない。でも今日のような試合で勝てたのは自信になると思う」中村俊輔

この優平を評したコメントに、改めて俊輔の「変化」を感じる。今季の俊輔はチームや他選手を批判するだけのコメントは残さない。特に若手や普段レギュラとして出場してない選手には、結果が出なかった時も「ここは良かった」と付け加えるし、逆に広島戦で良かった優平には冒頭はダメ出しから入る

練習風景や過去のインタビュ、試合後のコメントを見ても、マリノス復帰直後の俊輔は、もう少し若手に対して突き放した考えを持っていたように思う
首位決戦、広島戦を振り返る。4万近い観衆の下、最高の雰囲気の中で最高の勝利! 兵藤とドゥトラという「不在時に改めて偉大さが分かる」2人を欠く中、優平と奈良輪の新加入選手2人が存在感を見せ勝利に貢献。5試合を残し首位に返り咲く、語るべきもの多い、カタルシスの大きな勝利だった

広島は立ち上がりからロングボールを多用、高い位置から積極的なプレス。未勝利期間を経て「現実路線も採用」と話には聞いていたが、前半の広島は私たちがよく知る「ミシャの作った広島」ではなかった。中町は「いつもの広島に比べてると頑張ってきていた」と表現する

マリノスは過去1年で培われた「広島対策」を変えず、ボランチがボランチを食いに行く果敢なスタイル。しかし「前半は相手の良さを出された。寿人さんにも守備ラインを下げられてしまった」と中町が語る通り、ボランチとロングボール&佐藤寿人の動き出しを軽快するDFラインの間隔は大きかった

マリノスの「広島対策」は、2ボランチが2シャドウにマンマーク気味に対応した旧対策に比べ、ボランチは2シャドウを捨て相手のボランチに食いつくため、SBは瞬間的に「対面のWBと2シャドウのどちらに付くか」「外か、絞るか」の判断、CBとの阿吽の呼吸と距離感が要求され非常に難度が高い

21分にリスタートから石原直樹に抜け出され1対1の決定機を哲也がストップ。哲也も「その後はナラも本当に頑張っていた」とコメントで暗に指摘する通り、この場面は奈良輪の「中央への絞り、2シャドウへの警戒」が十分でなかった

直近2度の対戦ではドゥトラとパンゾーが経験に裏打ちされた判断で巧みに絞って対応し2シャドウを消したが、今回は中澤が「こちらの戦い方に対して、どうSBをつり出すか、ボランチを引っ張り出すか、といったところを凄く考えている」と語る通り、広島のマリノス対策も進化していた
まずは昨夜の天皇杯・栃木戦を振り返る。トーナメントの勝ち上がりという結果はもちろん、土曜の広島戦を含むリーグ戦ラスト6試合に向けて、3日前の柏戦に続きハッキリとした手応えや収穫のある試合だった

【収穫その1】エースの復調:柏戦は1得点もプレイ内容は今ひとつだったマルキーニョスがハットトリック。しかもポストプレイ、フリーラン、前線からの守備、球際の強さ、身体のキレと、何れもかなりの仕上がり。広島戦に向けて期待が高まる出来で、66分にお役御免。起用時間も含めパーフェクト

【収穫その2】優平と端戸の存在感:2列目で同時に先発起用された2人が、伸びのびと気持ちの入ったプレイを見せ存在感を発揮。79分から入った小椋も含め、柏戦から続けてBチームの選手たちが、自分の色を出しつつチームに勢いを与え始めた。来季以降を考えても非常に良い傾向だ

【収穫その3】ダイナミズムの回復:これも柏戦から続く流れで、優平たちが存在感を発揮する中で「前からの連動したプレス」や「縦に早く人数をかけた攻撃」「リスクをかけても得点を奪いに行く積極性」といった能動性・ダイナミズムを2試合続けて表現できた


■対戦相手がこぞって感服。今季の中村俊輔は「ここが違う」@web Sportiva p.tl/mquv

よくもまあこんなに沢山のJリーグ選手たちから「今季の俊輔について」コメントを集めたものだ。対戦相手からの賞賛は嬉しいものです

「本人(俊輔)は『変わった』なんて、言ってほしくないんじゃないかな。周りがどうこう評価するのもおかしな話で、もともと能力のある選手なわけだし、毎年同じつもりでプレイしていると思うよ」と語る小笠原満男に、多くのマリサポやメシアニスタは共感する。「もともと凄いんだよ!」と

しかし君は月曜発売の週刊現代の中村俊輔インタビュを見ただろうか? 扉のアオリは

「生まれ変わった俺をみてくれ」

満男のマジ俊さんリスペクトなコメントが台無しである




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